車検の際には、様々な検査が行われることになりますが、そのなかでも重要な検査の一つに、「サイドスリップ検査」というものがあります。
どのような検査なのかについて解説します。
サイドスリップ検査とは何か?
車検の際には、様々な検査が行わることになります。
その検査のなかでも、重要な検査の一つが、「サイドスリップ検査」です。
サイドスリップ検査は、簡単に言えば、車がまっすぐ走れるかどうかを見る検査のことになります。
ハンドルをまっすぐにしている状態で直進し、左右にどれだけずれるかを測定するのです。
左右にずれてもよい範囲は、あらかじめ決められており、走行1mに対して、横滑り量が5mm以内となっています。
つまり、この横滑り量が5mmを超えると基準を満たさないので、車検には通らないということになるのです。
通常であれば、車がまっすぐ走れるのは、あたりまえと思うでしょうが、縁石にぶつけてしまう、あるいは乗り上げてしまうなどによって、変化してずれが生じるということがあります。
縁石にぶつける、あるいは乗り上げてしまった後などに、ふらついている、ハンドルが取られるような場合には、車検期間にかかわらず、早めに修理工場などに持ち込みチェックしてもらいましょう。
ふらついた状態での走行は危険です。
車がまっすぐ走れないとどのような問題があるのか?
車がまっすぐ走れないということは、走行するうえで、とても危険です。
運転者だけではなく、周りの車にも危険を及ぼす可能性が高いので、そのような車を運転することは絶対に避けるべきです。
また、タイヤにも大きな影響を与えることになります。
タイヤの偏摩耗が激しくなるので、タイヤの消耗が早まりますし、燃費も悪くなってしまうのです。
タイヤの消耗が激しい、燃費が悪いということも考えると、かなり大きな問題であると言えます。
走行中にハンドルを取られてしまうなどという場合には、早めにチェックを受けるようにしましょう。
そのまま走行することは、とても危険です。
大きな事故につながる可能性があります。
まとめ
車検の際には、様々な検査が行われますが、その検査のなかでも重要なのが「サイドスリップ検査」というものです。
これは、簡単に言えばまっすぐ走ることができるかどうかを見るための検査。
サイドスリップ検査で引っかかり車検に通らないということもあるので、注意しておきたい検査項目です。